友人のある日のmixi日記より

今回の東北関東大地震で最も被害を受けた場所の一つ、大船渡で医師として活動中の友人が、心中をmixi日記に書いてくれました。
私自身、ここまで現場が逼迫しているとは思いませんでした。。

少しでも大きな声になるように願ってここに転載します。
ただし、さらなる転載は書いた本人が望んでいませんので固く禁止させて頂きます。
また、本来ならば出展元である本人のダイアリのURLを記載すべきですが、筆者のネット環境が携帯しか無いため、PC用URLが用意しにくいのと、本人が望んでませんので、いたしません。ご了承下さい。


以下転載

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今までなんとか人々の善意やモラルでギリギリのところで保たれていた秩序がくずれはじめました。
病院で数多くの盗難が起こりはじめ、病院官舎では空き巣が。
本当に生きるか死ぬかの事態だというのに、死に切迫するわけでもない薬を、自分だけ多く手に入れようとしたり、世話をしきれなくなった家族を病院に置き去りにしたり、私は今回の件で人間に失望しました。

政治家がテレビで白々しく「復興」とか「力をあわせて」なんて言うのを心底バカバカしいと思う。
被災地中心はいまだに復興なんてみえない!
いつ終わりがみえるのかもわからない状況、こんな人間に失望することしか起きていない状況で、力をあわせてだと!?
総理、「命がけで」というなら命がけで瓦礫の山を乗り越えてこの惨状をみにくるべきだ。

今は食料よりも水よりもガソリン、燃料がほしい!!
この無法地帯を警備する人員も欲しい。
テレビは昨日からバラエティ番組もはじまっているけど、いつもとあまりかわらない毎日を送れているみなさん、忘れないで。ここは生き地獄です。あなたたちのなにもかもが恵まれている。

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3/16 の夜、友人の日記より